ガスコンロの汚れは、料理中の吹きこぼれ、調味料の飛び跳ねなどが、火の熱で焦げついてしまった物が大半です。
これが積み重なって油汚れと合体し、固着してしまうのです。
ガスコンロの頑固な汚れも綺麗にピカピカにしたいですよね。
今回は泡の力でガスコンロ表面の汚れを浮かせて落とす方法と、五徳を重曹で浸け置きする方法・五徳を煮る掃除方法についてまとめてみました!
簡単ガスコンロ掃除法!
最初に、ガスコンロの周辺にある物を全部よけます。
五徳などを取り外します。
クエン酸スプレーをガスコンロ全体に吹き付け、重曹をふりかけます。
するとシュワシュワと泡が立ちます。
ラップを貼り付けてパックします。
コンロ表面は汚れがこびりついている為、汚れを浮かせて緩める迄10分程放置します。
時間が経ったら、コンロ表面に傷がつかないように、柔らかいスポンジから掃除を行います。
失敗を防ぐ為には、最初から固い物を使うのではなく、最初は柔らかい素材の掃除道具を使う事をオススメします。
落ちていない場合、古い歯ブラシ→タワシ→焦げ落とし と順番に固い物に変えて行きます。
ガスコンロ表面はフッ素コートなので、あまり強くこすり過ぎると塗装が剥がれてしまう恐れがあるので、力を入れ過ぎず、ほどほどに。
また、長年のこびり付きには、2〜3日かけて少しずつ行うと、段々と汚れがふやけて薄くなり、削りやすくなりますよ★
ガスコンロ掃除で用意するもの
- 粉末タイプの重曹
100円ショップやスーパー・ドラッグストアなど身近な所で売っています。
重曹には汚れを落とす研磨作用があります。
- クエン酸
こちらはスプレーボトルに水1カップとクエン酸小さじ1を加え、「クエン酸スプレー」を作っておきます。
- ステンレスたわし
ステンレスたわしは確かな効果がありますが、手を怪我しやすいのでゴム手袋をし、手を保護しましょう。また、磨く物に対しても、傷を付けやすい為磨きすぎにも注意しましょう。
- カッター
五徳掃除の最終兵器です。表面が塊になっている焦げつき汚れにはカッターを使います。
カッターの刃をねかせ削り取っていくのですが、大変細かな作業でコツが要ります。
傷がつくか取れるか背中合わせなのであまりおすすめはできませんが、挑戦する場合は、様子を見ながら少しずつ削って行きます。
また、私がフライ返しでやってみた所、目の中に削った破片が入ってしまい、目が血走ってしまいました。危ないのでメガネかゴーグルをした方がいいかも知れません。
- サランラップ
重曹パックをする時に使用します。
重曹の浸け置きで五徳の掃除!
五徳にベッタリこびり付いて一体化している汚れは、一体どうしたらいいのでしょうか?
ここでは、重曹を使ったお掃除方法をふたつご紹介します。
重曹には油汚れを浮かせるアルカリ性の性質がある為、ガスコンロ周りのお掃除にもってこいなのです。
しかも環境にも優しいので一石二鳥ですね。
掃除の仕方は汚れの程度によってやり方が違います。
軽い油汚れは、重曹水(ぬるま湯100ml+重曹小さじ1)を吹き付け、スポンジの荒い面で掃除して拭き取ります。
頑固な焦げつき汚れには、お湯に重曹を溶かして五徳を浸け置きします。
つけ置きにふさわしい入れ物が無かったり、洗うのが面倒なら、ゴミ袋を使用します。
まず、汚れ部分に重曹を直接振りかけます。
10分程置いたら水拭きをします。
↓
お湯1リットルに対し大さじ6杯の重曹を溶かします。
お湯の温度は50℃から60℃が目安です。
ちょうど給湯器の最高温度が60度なので、沸かして温度を図らなくても済みますね★
↓
1時間ほど浸け込めば、汚れが白く浮き上がってくるので、それをスポンジや使い古しの歯ブラシなどで擦り、汚れを落とします。
煮る掃除方法!
浸け置きでも落ちない長年の汚れには、
クエン酸と重曹を使った五徳の掃除方法です。
まず、鍋に水を入れます。
このとき、沸騰してから重曹を入れると発砲して吹きこぼれる為、危険なので必ず水に入れます。
分量は水100mlにクエン酸と重曹各小さじ1を入れて溶かしてから火をつけます。
↓
火は強火にし、五徳を入れ、沸騰してから10分ほど煮ます。
↓
火を止め、取り出せるくらいまで冷まします。
※火傷に注意!
五徳を取り出し、スポンジや古い歯ブラシなどで擦り、汚れをきれいに落とします。
お掃除の中でも一番達成感の強いガスコンロ。
今年の大掃除は取れないと諦めずに、ちょっとだけ気合を入れて、ガスコンロのお掃除をしてみませんか?
くれぐれも怪我や火傷にはご注意下さいね!